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メリーソート(Merrythought)について

Merrythought(メリーソート)
W.G.ホームズとG.H.ラクストンは、1919年にトルコや南アフリカなどの国々から輸入した、モヘアの原毛から糸を紡ぐ小さな紡績工場をヨークシャー州に設立しました。
1920年代にはハッダーズフィールドにある、ディソン・ホール・アンド・カンパニー・リミテッドというモヘアのフラシ天織布工場を買いとり、さらに製造したフラシ天織物を市場に送り出す為に、ぬいぐるみ工場を設立することにしました。これが1930年に開設されたメリーソート社のはじまりです。
タグやラベルに使われている”Merrythought”と言う文字は、当時メリーソート社の工場から約1Km離れた所にあるイギリスで最初に築かれた鉄橋を型とってデザインされました。
”Merrythought”の名前の由来は、今ではあまり知られてませんが幸運を呼ぶものとして珍重されていた、”wishbone”「ウイッシュボーン(鳥の胸にある二又の骨)」を意味するイギリスの古語から付けられました。”wishbone”はデイナーの後で二人で引っぱり合って長い方を取った者の望みがかなうと言われてたそうです。その叉骨の絵が会社の商標として登録されました。
最初20人の従業員と共にスタートしたメリーソートは、翌年2月にはシャロップシャー州アイアンブリッジのセバーン川のほとりに、コールブルックデール・カンパニー所有の広い建物を賃借りしました。従業員の数も増やし、1932年にはその数が200名近くになっていたと言われています。
1935年には、イキセリス最大のめいぐるみ工場と言われるまでになりました。
その後、第二次世界大戦中はイギリス海軍省と航空機製造局がメリーソートの工場を接収して地図を作成し合板を貯蔵する目的で使用しました。メリーソートはその間、ウェリントンにほど近い仮工場で細々とおもちゃの製造を続けてましたが、ここも後には政府からの請け負いでギャバジンやベロアの製品を生産しなければならなくなりました。
1946年には、アイアンブリッジで生産が再開されますが、その年のセバーン川の氾濫で戦前からのベアの見本や会社の備品のほとんどが失われてしまったのです。
1949年に創始者の一人W.G.ホームズの息子であるB.T.ホームズが入社します。
1952年彼は戦後の不景気を乗り越え、販売数を増やす為に現販売部長であるジミー・マシューズを会社に迎え入れました。翌年にはデザイナーのジーン・バーバーが入社し今でもコレクター達の間で人気のチーキーが誕生したのです。


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1930年代に使用されたセルロイドに印刷されたボタンのタグ 1930年〜1956年まで使われたタグ。大戦を境に刺繍だったものが印刷に変わった 1957年〜1991年に使用された印刷ラベル 1992年〜現在 1957年〜特にチーキーのラベルとして使用

<参考書籍:The Teddy Bear Encyclopedia>
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